クロスバイクとタイヤの関係 23cタイヤはどうよ ~Giant Escape高速化への道~ [クロスバイク改造日記]
えー,クロスバイクの位置づけというのは結構あいまいなもので,確固とした目的をもって使われるのは通勤ぐらいで,それ以外はさまざまな用途を守備範囲としなくてはなりません。まあ,オールラウンダーというわけですね。
とはいっても,ママチャリやシティサイクルあたりよりははるかにスピードが乗りますから,やはりかっ飛ばしてみたくなるのは人情。んで,気持ちよくかっ飛ばしているとロードバイクあたりにチギられて,もっと速くするにはどうしたらいいかなんて考えてみたりする。あるいは,ツーリングに行ったときなんかに,どうもロードバイクの人たちより疲れてるいような気がするとか,なんでかなーと考えてみたりとか…
シティサイクルとかだと,いじりようもないので自転車ごとアップグレードするしかないんですが,なまじクロスバイク,特にエスケープあたりはカスタマイズできちゃうので,たちが悪いw
ロードバイクが速いのは当たり前というよりは,遅い要素がナイ。クロスバイクとロードバイクは似ているようで,フレームを含め,ほとんどのパーツが違います。ただし,互換性があるものもあります。正直エスケープをいじり倒してもロードバイクにはなりませんが,近づくこと,あるいはロードとクロスの中間的なバイクを作ることは可能です。
まあ,それがイイか悪いかはわかりませんが,あくまで道楽ということで…
んで,今回からはタイヤ編。
ロードバイクが履いているタイヤは一般に700×23cというサイズのもので,対するエスケープなどのクロスバイクは700×28c。何が同じで何が違うかといいますと,700というホイールの径が同じ。違うのは23と28というタイヤ幅。おおむねタイヤ幅のミリ表示なので,28cの方が広いです。
5ミリしか違わないジャンと思いますが,自動車のタイヤみたいに扁平していませんので,全体的に一,二回り大きいという感じで見た目には二倍ぐらいのエアボリュームがありそうです。
クルマの場合,スポーツカーほど太いタイヤを履く傾向がありますが(雪・グラベル除く),これは,出力が大きくなった分のグリップを稼ぐためですが(見た目もあるけどネ)自転車の場合,乗り手の出力には限りがありますから,効率を追求すると逆に細くなるわけです。細くすることによって,タイヤ自体の重量を軽くし,高圧化によって転がり抵抗を減少させています。わずかですが空気抵抗も違うかもしれません。
逆にクロスバイク用の28cタイヤはエアボリュームを大きくしてクッション性を稼いでいます。また,多少の悪路や段差も考慮して,ロードバイク用のタイヤよりは丈夫に作られています(モノによるけど)。空気圧も23cよりは低くなり,転がり抵抗も増え,重量も重くなっています。ちなみに重量は,23cが一本200グラム前後,28cは250~400グラムくらいと,前後合わせると100~400グラムの差になります。大したことないような気もしますが,回転するタイヤの重量というのはかなり効きます。タイヤの重量は数十グラムで十分体感できます。
んじゃ,23cのタイヤはエスケープにつくのかといいますと,700cというホイールの径は同じですので,リム幅の問題になります。エスケープの純正ホイールは一般のロードバイク用ホイールに比べると若干幅が広くなっています。履けるのかと聞かれれば,たぶんいけます程度の解答になっちゃいます。指定範囲外なんですが,履けなかったという例は聞いたことはないんですよね。
で,明らか体感できるほど走りは良くなりますが,一方でデメリットも多くなります。
まず気をつけるのが空気圧管理とパンクです。エアボリュームが少なくなりますので,空気圧が下がってしまうと,段差でのリム打ちパンクのリスクが増えます。リムと段差で潰れたタイヤにチューブが噛まれて穴があくというスネークバイトというやつです。エアボリュームの大きいマウンテンバイクなんかではかなり低圧でも起きませんが,23cはこのあたりはシビアです。乗り出す前には必ずチェックが必要です。
リム打ち以外でもパンクのリスクは増えます。オンロードを前提とした薄手のつくりになっていますのでこれは仕方がないですね。近距離でない限りパンク修理はできるようにしてツールも携帯するようになりますね。
また,乗り心地は固くなります。エアボリュームが小さく,クッション性が乏しくなりますから当たり前ですが,グローブは欲しくなりますね(落車のこと考えるとした方がイイ)。このあたりはフロントフォークの固さとの関係にもなってくるのですが,RX3の軽量アルミストレートフォークですとちょっと衝撃が多めかなという気はします,軽くてかっこいいんですけどね。R3はとした方がイイ)。このあたりはフロントフォークの固さとの関係にもなってくるのですが,RX3の軽量アルミストレートフォークですとちょっと衝撃が多めかなという気はします,軽くてかっこいいんですけどね。クロモリのベンドフォークなので,非常にマイルドです,重いけどw。ちなみにロードバイクは軽量かつ衝撃吸収性のよいカーボンフォークを採用しているバイクが多いです,高いけどw。
気になるのは価格ですが,これはピンキリで,安いの選べば28cとあまり変わらないです。もちろんレーシンググレードのタイヤは一本一万くらいしますので,それなりですが,クロスバイク用でしたらそこまで必要ないでしょう。あまりグリップ性能を優先しすぎない,耐久性とのバランスのいいモデルがお勧めです。
じゃあ,どのあたりを買えばいいのかは次回
送料無料2本セット ミシュラン リチオン2 700×23C(622) レッド
- 出版社/メーカー: ミシュラン
- メディア: その他
Panaracer(パナレーサー) クローザープラス [W/O 700X23] オールブラック F723-CLSP-B
- 出版社/メーカー: Panaracer(パナレーサー)
- メディア: スポーツ用品
Panaracer(パナレーサー) カテゴリーS2 [W/O 700X23C] ブラック F723-CATS-B2
- 出版社/メーカー: Panaracer(パナレーサー)
- メディア: スポーツ用品
コンチネンタル グランプリ4000S 700×23C 2本セット
- 出版社/メーカー: コンチネンタル
- メディア: その他
Panaracer(パナレーサー) RACE A Evo2 [all around] 700×23C レッド F723-RCA-R2
- 出版社/メーカー: Panaracer(パナレーサー)
- メディア: スポーツ用品
コメント 0