期待感と違和感.... ~2013ロードレース ツアー・ダウン・アンダー,ツール・ド・サン・ルイ開幕~ [Cycle Road Race レースの話]
えー,早いものでもう2月,いよいよ2013年もロードレースシーズが始まりました。まず,皮切りにツアー,ダウンアンダー(UCIワールドツアー)とツール・ド・サン・ルイ(UCI2.1)というステージレースが同時に開催されます。ワールドツアーの,ダウンアンダーはもちろん,1クラスのサン・ルイでも結構なメンバーが,調整というには気合入れてやってきます。日本勢も,ダウンアンダーにサクソバンクの宮澤崇史,サン・ルイにキャノンデールの増田成幸両選手が早速出場しています。特に,増田選手は,いきなり,怪童ぺテル・サガンのアシストです。宮澤選手は相変わらずの仕事っぷりを発揮しているようですが,ルーキー増田選手は果たしてどうでしょうか。
(c)tour de san luis 真ん中がたぶん増田選手
キャノンデールはチームがらよく先頭引きますからね~,足的には辛いと思うんですが,
オッサンのワタシはいまだにこう言ったトコロに日の丸があるとウルウルしてしまいますが,いきなりサガンのアシストでステージレースなんですね。ホント,チャンスというか容赦ないというか...まあ,ここで使い物になるかならないかを見られてしまうのかもしれません。厳しい世界ですね。
キャノンデールというトップチームに加入した増田選手もそつなくステージをこなしています。ただ,走るだけではプロの仕事とは言えませんから,どの程度自分の役割をこなしているのかが知りたいところです。ただ,プロツアーのスピードについていける足があることは確かめられたと思います。しばし各方面からの情報を集めたいところです。今後のレースに期待したいですね。
一方で,ランス騒動の後で,このようにサクサクとプロツアーが進行していることに少々違和感も感じます。まあ,カチューシャの件もありますが,ランスのインタビューにしても,ランスの告白をみんなが聞いてそれで終わりになってしまうんじゃないかという....どうにも腑に落ちない部分があります。もちろんやってたランスは悪いとは思いますが,一人でできるもんでもありませんし,ひょっとしたらそういった流れがあって,本当に罪悪感があまりなかったのかもしれません。ただ,UCIのコメントも事後策も何もないままツアーが淡々と始まってしまっているというのは,さて,どうなんでしょうか...
イラストでわかる!ロードレースの秘密 (エイムック 1928)
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- 出版社/メーカー: エイ出版社
- 発売日: 2010/03/27
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